2019.2.13

笹井宏之という歌人の「えーえんとくちから」(歌集)を買った。タイトルも“永遠と口から”なのか、はたまた泣いている様子なのか、“永遠解く力”なのか、不明な辺りにも惹かれたが、本中の歌も自分にグッとくるのがいっぱいあって何度も何度も読み返す。例えば【ばらばらですきなものばかりありすぎてああいっそぜんぶのみこんでしまいたい】とか【掘り下げてゆけばあなたは水脈で私の庭へつながっていた】とか【それはもう「またね」も聞こえないくらい雨降ってます ドア閉まります】とかとかとか。優しくて少し哀しい、そんな歌の数々。

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