2020.7.23

友人夫妻に借りた本、『よむお酒』がものすごく良い。“酒の穴”というお酒の可能性を追求するユニットのエッセイと対談をまとめたもの。トゲや毒(愛のあるものはある)が無く、オーケン流に言えば終始“のほほん”とした語り口。その中でもチェアリング(アウトドア用の椅子を広い場所、公園や河原に持っていきそこに腰掛けてお酒を飲むだけ)の良さについて書かれた頁がある。「どこであろうと、外に出て視界が開けるような場所にいたら、だいたい色々なことが同時に起きているのが目に入る…(中略)人それぞれに思惑や事情があり、でも他人にとってはそんなことは関係なく、バラバラなままとにかく全員が今そこにいるみたいな感覚」「とにかく世の中すごくいろいろある」というような、意識を広く構えられる所がとにかく良いらしい。是非やってみなければ。