2020.11.8

坂口恭平著『自分の薬を作る』が興味深い。カウンセリングする精神科医という設定の演劇ワークショップの様子を文字起こしした様な文章(に解説)。やってる事言ってる事がいちいち面白いが、なるほど〜!と思ったのは(この坂口恭平は自分の携帯番号を公表して“いのっちのでんわ”という相談窓口を作り、一人で悩み相談を受けている)今まで、約二万人からの電話を受けて分かった事は、どれひとつとしてその人独自の悩みなんて無かった、どの相談も結論は「自分を否定している」という、これだけだったという。みんな同じ事で悩んでいるなら、もはやこれは悩みというより、人間の特徴なのでは?と言っていて、こうして人の悩みを一緒に聴けるのはなによりもカウンセリングになるなぁと、ラジオの悩み相談コーナーを毎晩聴いている自分の理由も分かった気がした。