2020.4.20

開店休業、ならぬ休業開店というのか、そんな日々が続く。店に居ればやることは色々あるし、時折入る発送業務などで気持ち的にも救われる。そして何より店にいる事が自分にとっては一番落ち着く状態なのだと知る。自分の居場所が家以外にもあるというのは改めて幸せなことだと思う(けれど維持費が…)。ちょっと子どもとバトルになりそうになれば、私は行く場所がある訳で。そういった意味では子どもは行き場が無くて本当に気の毒だなぁ。ちょっとでも居心地良くしてあげなくちゃなぁ。

2020.4.19

子どもと一緒に手を動かして、何かを完成させるというささやかな達成感を味わう為に、先日はプラ板キーホルダー制作(なかなか上手に出来た)、雑巾縫い、そして本日は木製宝箱作り。子どもは意外にも手際良くヤスリをかけたり、木工用ボンドを上手に塗ったり、絵の具での色付けも。真紫×白の本体にシールでデコデコして素敵な宝箱が完成。結構時間もかかったし、途中で飽きて投げ出すかと思いきや、全部自分でやり遂げて感心する。完成品がちゃんと開閉できて驚いた母。

2020.4.18

こんなに時間的にも働かずして良いのだろうか…と既に身体が短すぎる労働に慣れてきていることに不安を感じる。コロナ明けが怖い。けれど、もしかすると働き方自体が変わるのかもしれないなぁ。と在宅ワークの長くなってきている妹が言っていた。また、コロナウィルス以上に(先に)精神を病んだり、生活出来なくなったり、そういう事態は自分だって他人事ではないし、そうなってしまったらなんだか本末転倒な気がする…。たまに日本という国にこのまま居て大丈夫でしょうか?という気分になってしまうことしばしば。

2020.4.17

どうしても学童に行きたくないというので、じゃあスケジュールを立ててそれで頑張ってねと約束したにも関わらず、結果ほとんどやっておらず私に怒られる子ども。しかし全然めげないし、強気。自分の部屋に籠もってガサゴソ何かしていた様だったが放っておく。更に夜ご飯も要らない!とか言っちゃって本当に食べずに不貞寝。翌朝。パンパンになったリュックサックを指差して「家出のじゅんび したんだよ!!」と中身を全部見せてくれた…。パンツ2枚、マフラーとニット帽、お菓子は良いとして、オカリナ、メモ帳、ペン4本、双眼鏡、スパイ用ミラー、オイルタイマー、漫画本(パーマン)。なかなかの品揃えだねぇ。家出されなくて良かったよ、とお伝えした。

2020.4.16

今日は天気も良かったので、午後から子どもとペンキ塗り。ずっと気になっていた什器の棚を一緒にぬりぬり。器用で私より数段丁寧なので、全部お任せしても良かったかもしれないほど。他にも塗りたくなる衝動に駆られるが、そうそう集中力は続かないもの。程よい達成感に満たされたその足で祖父母に宛てた脅迫状めいた(新聞から文字を切り抜く)手紙を郵便局へ出しに行く。どちらも完成して満足。

2020.4.15

やっぱりお客様と喋らないとダメなのだなぁ、私。と改めて気付いてしまった本日。喋ってナンボだと思って店をやっているだけに、ソーシャルディスタンスという様な現在の社会状況は本当に辛い。だからこそ、気晴らしに店に立ち寄ってくださる常連さん達の顔が見られただけで、飛び上がりたくなるほど嬉しい。近頃は市内でもビニール製の衝立などが各所で散見されるようになり、頭では分かるが何とも言い表せない、イヤ〜な気分でいたので、余計に嬉しかったのだ。もちろん、距離はある程度保って…。

2020.4.14

朝日新聞の“bon marche”美容ジャーナリストの齋藤薫のコラムより。『当たり前が当たり前でなくなる事態は、逆に自分の生き方をゼロに戻してイチから立て直す、予期せぬエネルギーを与えてくれるはず』それには“具体的なリセット”が必要で、ともかく“心に引っかかっていたことを、クリアにする”事が必要だと言う。分かりやすい例もあり、早速取り掛かってみたら、別のことも気になっていた事が自分でも分かった。こうしてひとつずつクリアにしていく事で『自分の人生において一番大切なものは何なのかをもう一度見極められるはず』だし、(こういう時間は)『今しかないほどのチャンス』だという最後の言葉に救われる。

2020.4.13

今日はまた冬に逆戻りしてしまったような天気。もの凄い暴風雨。桜の花びらが舞に舞って寂しい。そんな中、お店を開ける準備。一つ一つの商品を拭きながら、早くたくさんの人に触って欲しいよねぇ〜と心の中で言う。物だけがあっても、見てくれる人がいないと寂しいもので。いつかみな旅立てるように、それまでは私が出来るだけ触れる事にするとして。この天気もあって珍しくナーバスな気分になってしまった…。

2020.4.12

今日は日曜日なのに、(そしていいお天気なのに!)店は休業にしている。落ち着かず、イライラ。これではいけないと、滑稽な出来事を思い出す。登校二日目だった先日の前夜、子どもはおもむろに体温計を脇に挟み、何をしているのかと思ったら、「明日のためにちゃんと準備してるんだよ!」(すごいでしょ、アタシ!的な表情)夜の体温を健康管理表にそそくさと記入。朝、検温せねば意味ないのでは…。

2020.4.11

ともすれば、暗くなってしまいそうな今日この頃だけど、相変わらず面白い子どもによって救われている。今朝も起きてからなかなか着替え終わらないので、何回言ったら着替えるの(怒)と声をかけると寝転がりながらピチピチのデニムレギンス(本人の好み)を履きつつ「ふっきん きたえながら デニムはいてるの ほら見て!しかも片足ずつだよ!」と得意げにパンツ一丁。笑うしか無い。ありがとう、貴女のおかげで私は今日も楽しいです。