月: 2019年10月

今日まで小学校は秋休みだったが、結局子どもの具合が悪く、私まで休み…。なんだかなぁ。明日は始業式だけどこの状況だと行けそうにない…と言うので、今日のうちから両親にヘルプのメールを入れる。ほんと申し訳ないが、薬ひとつ飲んでいない二人。よくよく考えたら凄いことだなと思う。健康な二人から健康で楽観的な人に産んでもらえてありがたい事この上ない。いつか必ず“孫孝行”させますんで。

図書館から借りていた本を返して、帰宅すると、電話があった。まだ返し忘れていた本でもあったかしら…と思いつつ出てみると「先程お返し頂いた本の間に相馬さまのものと思われるメモが挟んであったのでお電話しました」という。えーなにー？買い物のメモだったら捨ててもらおうと思い聞いていると「【そうまわこは そうままこさんを 忘れ物係りに にんめいします】というメモなんですが…(笑)」とのこと。ぎゃーん、いつの間に挟んだんだろ…。折角の任命証なので「後ほど取りに伺います」と言って電話を切った。全く油断も隙もありゃしない。

ジェーン・スーと中野信子の対談『女に生まれてモヤってる』が最強に面白かった。スーさんのエッセイはそれでなくとも面白いけど、脳科学の見地からの説得力。例えば。“過去を忘れられる人ほど 幸せになりやすい”(記憶力のいい人の方が新しい環境に適応しにくい→良かった時代のことなんて、さっさと忘れるべき)とか書いてあって、大いに自信がついた私。更に“学習能力ってアンラーニング出来た方が、実は高い(逆説的だが忘れる能力の方が、実は学習には重要)”とか。今を生きなくちゃ、だもんなぁ。

子どもの親友が泊まりに来た夜。久しぶりのお泊まりというのもあるし、三年生と言ったらもうだいたい分別はつくかなーと思って放っておいた。戸をぴっちり閉め、私が寝た後、どうも深夜3時頃まで起きて二人で遊んでいた模様。よく起きてられたこと。楽しいと眠気なんて飛んじゃうか。次の日もよく遊び、二人で買い物へ行ったり(距離を置いて見守るけど)、こうして少しずつ親との距離を広げていくのだなぁとしみじみしちゃった。二人とも寝返るのがやっとの赤ちゃんだったのに。

今までに経験したことの無いような台風が来る！というので(情報過多で煽られている感も否めなかったが、)備えあれば憂いなしということで、昨夜買い物に行ってみると日配やカップ麺などの棚がスッカスカで震災後を思い出した。そして今日、近隣のお店は軒並み休業だったが、お昼過ぎまでなら大丈夫でしょう、という事でお店を一時間早く開けてみる。観光のお客様がチラホラ来店して下さり、開けた甲斐があったなぁ。午後には閉めて自宅待機(爆睡)。

スタッフに大粒の見事な山梨産のピオーネを頂く。子どもの大好物は葡萄。お皿に剥いてあげた葡萄に、目をキラッキラさせて満面の笑み。「わ〜！宝石箱みたーい」(彦摩呂かっ！)。彦摩呂知らないはずなのに、やっぱりそう見えるのね。そして夕飯にと頂いた手作り餃子を一口。「わ〜！パンケーキみたーい」確かに皮がモッチモチで、なるほど納得の表現。誰か食レポにこの人使ってくれませんかね。

朝から福の神のお宅へお邪魔したせいか、今日は平日なのに何の日！？ってくらいに忙しくて、忙しいと喋ってばかりだから楽しくて、楽しんで過ごしているとそれは飛ぶように時間も過ぎていく訳で、瞬く間に一日が終わってしまった。勿体ないような日。ドラマの様に劇的な何かが起こるわけでは無いけれど、一つ一つ、掬い上げたらそれはもうドラマ以上のものだと思うし、同じ事は二度と起こらないから(焦ったり、羨んだりする事だって勿論あるけど、)全力でいきたいとは思っている。

子ども曰く「アタシって、いろんなことに気づいちゃうんだ」そう。あんまり気付き過ぎると疲れるから、自分に引き寄せるのはほどほどに、やっていって欲しい。楽観的過ぎる母親と過ごしているから中和されるといいな。そんな我が子は私のピアノ上達に業を煮やし、「これでヤル気出るでしょう！」とピアノ練習表を作ってくれた。日付、ひと言コメント欄、判子、シール欄と細かな表。厳しい言葉も。でもうまくいったらシールを選ばせてくれたり、飴と鞭うまいです。わたし、転がされてる？

先日一目惚れしてしまい、どうにもこうにもならず、清水の舞台からエイヤっと飛び降りて購入した韓国の古いポジャギ。白や生成り一色で、綿や麻素材のイメージだったポジャギだが、この惚れてしまったのは、ピンクや水色の入ったカラフルなシルク素材のもの。この一枚の布の成り立ち、背景、使用方法等を説明して下さった店の人の静かなる熱量に背中を押されたし、店内のあの場所に飾ろうと思い付いてしまったからもうダメ。でも結果、毎日毎日すぐ側で見られて、都度幸せな気持ちになるし、布好きのお客様との会話も弾むしで、良いことづくし。

どういう訳だか、同じ日に同じものが立て続けに出ることがたまにあり、それがインスタグラムやHPで紹介したから、とか雑誌に載せてもらったから、とかなら分かるがそうでは無かったりするから面白いし、不思議。気が宿るのかしら…。今日もまさにその現象が起きた日。そして店に置いている商品全てに言えることだけど、みんなー！新しい飼い主？(買い主？)に可愛がってもらうんだよーと思って日々送り出しています。だからこそ、使ってもらっていたりする姿を後日見られたりするのが喜びもひとしおなのかも。