雑誌広告で見た佐藤愛子と又吉直樹の対談タイトル「人生に貧乏は必要だ」。21歳、雑貨店で働くために上京した私はお金がなく、豪徳寺の風呂なしのアパートに住んでいた。エアコンが無いので夏は地獄のようで、大抵先輩や友人宅、もしくは品川の友人の実家に入り浸ったり、ファストフード店で時間を潰したりしていた。ああもう100円しかない…明日どうしよう…みたいなこともいっぱいあったなぁ。ということをこのタイトルを見て続々と思い出した。でも、ひもじくて辛かったかと言えば、全くそんなことはなく、楽しんでいたのだけど、とにかく多くの人達に助けてもらっていた。という訳で必要かどうかは分からないけど、経験としては良いかなと思う。