2020.10.7

『すべての雑貨』三品輝起著を読む。一応私も雑貨屋の端くれであるからして、うんうんうんと同意しつつ、諸々の反省もしつつ面白くて、めくる手も止まらず一気に読んだ。こんなに突き詰めて「雑貨たるもの」を思考している人がいるのだなぁというのと、「雑貨化する世界」についても考えさせられた。私も遡れば中学時代、マガジンハウス系(雑誌の雑貨)から雑貨ブームの中をどっぷり浸かってきて(それはそれは〇〇系の幾つもを)そしてまさか自分で店をやるなんて露ほどにも思わず、どういう流れかこうして店をやっている今を総振り返りするのにも良い時間だったし、何より文体が好き。続編?も読もうと思う。