2016.10.12

旅行の際に持参する本はいつも悩むところだが、今回は何故か宮沢章夫のエッセイだった。学生の頃友人宅にあったのを借りたのが出会い。刊行されたのが平成6年だから22年も前ー?時代を感じる内容も多々あるけれどとにかく下らないことばかり真剣に考えていてニヤニヤが止まらない。例えば、”だらしない”についてのエッセイ。「『ずり落ちる』ああ、いやだ。何ともいやな気分に人をさせる。腰まで泥に浸かったまま、丹念に家計簿をつけるような言葉だ。」とか。もっと旅気分を高揚させるような本の選択がなかったのかと自分でも思うけど、後の祭り。

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