月: 2019年1月

今朝の新聞から。2020年の東京五輪・パラリンピックについての恩田陸の寄稿を読む。出だしから「どうしてもまっすぐ家に帰れない日があった(中略)。今感じている空気を家に持ち帰りたくない。そう思う日があるのだ」。店を21時まで開けていた14、5年前にはそう言って(いなかったかも知れないが、そんな雰囲気の)仕事帰りのお客様が来てくれていたなぁと思い出すと共に、申し訳無い気持ちにもなる。自分の生活スタイルも随分変化したのが要因だが、いつかまた子どもが手を離れたら(想像するだけで寂しいけど…)、またそういう場所になるべく、営業するのもいいなぁなんて思ったり。

子どもは今日から学童始め。当店お正月時間でいつもより一時間ほど早く迎えに行ったので、すごく嬉しそう。たったこれだけの事だけど、子どもにとったら大きな事なんだよなぁ。私だって早く会えて嬉しいのは同じだものね。「がくどうのみんなで、くろいそじんじゃに(初詣)に行ったんだけど、行く時に、○○くん(好きな子)にあったんだ、じてんしゃに乗ってたの。手をふったんだけど、○○君はハンドルにぎってたから、首をふってくれた」とハニカミながら報告を受ける。いい始まりで良かったこと〜！

お正月料理に飽きた子どもが自分でレタスチャーハンと、レタスサラダ(レタス大好き)を作ると言う。以前に教えて自分で書き留めておいた【わこ レシピノート】を床に広げ、いざ料理開始。とは言っても材料は刻んだ状態にしてあげているから炒め係、という所ではあるけど…。しかし、背も伸びたせいかフライパンを握る姿が様になっている。味付けもお任せし、最後のごま油を「なべはだに そって〜」と言いながら回しかけ、完成。結構な量(1.5人前)とボウル大いっぱいのレタスもペロリ。「自分で作るとおいしいね〜」だそう。

仕事始め。新年の挨拶をしに来てくださる常連さんや、帰省のお客様、カフェお待ちのお客様で狭い店内はごった返す。ひとつでも何か気になったものがあり、また来たいなと思って頂ければこれ幸いだし、昨日と今日では視点が異なるような、そしていつ来ても何か見つかる！みたいな、そんな楽しさのある店づくりがしたい。あとは筋力をつける(！？)。

今年の元旦もこうして家族揃ってお祝い出来る事に感謝しながら、暴飲暴食。“魔法のテーブルかけ”か！？ってほどに様々の美味しいものや戴き物三昧に舌鼓をうつ。その後は酔っ払った頭で子どもと二人、近所の公園へソリ滑り。雪合戦に雪だるま作りも。子どもは全身びしょ濡れになりながら(そして私は筋肉痛)楽しい雪の実家。やっぱり雪はテンション上がるなぁ。今年一年も皆が健康でありますよう。

今日は大晦日(信じられない)。帰省の電車の中で読むために昨日hook bookで買った、寺尾紗穂「南洋と私」を読む。行ったことのある場所だとやっぱり内容の入ってき方が違う。これは今後もなるべく多くの場所に出掛けなくては(国内外含めて)。と改めて思う。無事早めに着いて、心の友と随分久しぶりに会う。駅前ホテルの懐石料理のランチの後、デパートの中にある昔ながらの喫茶店をはしご。このチョイス、ちゃんとおばちゃんになってきたね〜と笑う(レジ前の支払い攻防も含め)。

本日が年内最後の営業日。遠くから近くからお客様が挨拶がてら来店して下さったり(ありがたい)、近隣の店舗へ挨拶周り(という名のサボり)。挨拶だけに留まれず、ついつい買い物をして店に戻る頃には手に荷物がいっぱい。しかし、このたった5分圏内に欲しいものがこんなに手に入るというのは贅沢な事だなぁ。もちろん各店の独特な店主やスタッフと話す事も面白い。ひいては当店もそう思われる店でありたい。