2020.9.17

明日からの店内での企画展に向けて、ペンキ塗り、什器移動など。既に届いている展示用陶器類を一刻も早く開封したいのだけど、開封したら最後、あーだこーだ仕事にならないのが目に見えているので心を鬼にして、巻きで設営。そしてお待ちかねのセッティング。ひとつひとつ開ける度に、「これは…!!!」とか「いや〜マズいですね」「ルータ破産しかねない」(ルータさんという方の展示)などなど、後半になると、もう言葉も出ない。全てが感嘆詞。こういう感動を来た方にも味わって頂ければと思う。

2020.9.16

今週は平日にもかかわらず、お客様が多く来店してくださって活気ある黒磯が戻ってきたなぁと思って泣ける。問題が解決したり、収束した訳でもなんでもないが、これはずっと付き合っていかなければならない日常なのかもしれないと、なんとなく思い始めた。100人いたら100通りの考え方があるはずなのでその辺りはボンヤリさせつつ日々を取り戻したい。最低限の対策、自身が苦しくない方法で。夜は夕飯に睡眠薬でも入れられたんじゃないかというほど、睡魔に襲われ布団に倒れ込む形で就寝。

2020.9.14

初めてご来店のご婦人。話しかけてみると都会から那須の山奥に引っ越されてきて、理想だった田舎暮らしだけれど、買い物をする所がなくて困っていたら、友人が黒磯界隈の事を教えてくれたと言う。入店から「あら〜ほんとに素敵ね」「こういうお店があったなんて知らなかった♪」「楽しすぎるー」とかなりワクワクして下さっている様子。よくよく聞いてみると、特に困るのがお嬢さんやお孫さんへのプレゼントなどだったとのこと。こういうものを欲していたのよ〜的な感じで、こんなに喜んで下さるなんて店冥利に尽きるなと思う。もれなく、お孫さんへのプレゼントを買って帰られ、朝からこちらも満たされた出来事。

2020.9.13

四連休に来客が何人かある予定(ワクワク)なので、那須塩原市民になって初めてのコインランドリー。掛け布団やタオルケット、シーツに至るまで一気に洗う。気持ち良いーーー。何故もっと早くしなかったのか(先日の掃除然り)。こんなにスッキリする事が数コインで手に入るならお安いもの。近所だけでも何軒もあって、ひと昔前のランドリーしか知らなかった私は進化に驚き。今時スニーカー洗いまであるのね。更に子どもの収集癖、ぬいぐるみの大群も天日干し(本当はこれこそランドリーでガランガラン洗いたいけれど)、コロコロして、いるべき場所に綺麗に、子ども曰く「みんなが仲良さそうに、並べて」。達成感のある一日だった。子どもが随分と戦力になってくれたことに、また成長を感じた。

2020.9.12

もう自分で読めるはずなのに、読み聞かせ復活。何故だか私に読んでもらいたいと言うので、いつまでそんな事言ってくれるかわからないし、ありがたく(?、いや本当は私だって読みたい本だらけなのでそれぞれ読書が理想だけど)読ませて頂く。湯本香樹美著『春のオルガン』。奥付を見ると随分古い本のようだけど、小学校を卒業したばかりの私、が主人公で、同性、歳も近いということもあり親近感が湧いている様子。裏表紙のあらすじの一文“私たちは捨てられた古いバスの中で暮らそうと決めた”にも大きく心ときめかせた模様。

2020.9.11

ずーーーっと気になっていて、できていなかった場所の掃除が出来たことで、これ以上ない達成感。なんでもっと早くやらなかったのだろう。冗談抜きでいつも頭の隅にはあったのに業者に任せるしかないと何故か決めつけていて、何ならネットで検索すれば解決方法なんてすぐに分かった筈なのにしなかったのは何故なんだろう…自分でも謎。ほんの二、三十分でピカピカになりともかく、スッキリ。大袈裟だけど、靄が晴れたような良いことありそうな。

2020.9.10

久しぶりの出張。お互いの近況から、町や人々の様子、今と今後の展望など、話は尽きないが、時間も限られており、泣く泣く引き上げる感じに。しかし直接会って話すという事でしか、私にとって(本当の意味での)コミュニケーションは成り立たないと改めて思う。言葉、のみならず表情、仕草が及ぼしていた影響の大きさと言ったら!この事に気付けただけでも会えない空白の期間があってよかったと思う事にしたい。

2020.9.8

子どもが今夢中になって音楽を聴き始めた姿を見ていて自分の中学時代を重ねてみる。14歳。フリッパーズギターに夢中になり、雑誌を穴の開くほど読んで、学校でも友人との話題はそればっかり。apple musicで久しぶりに聴いてみる。改めて凄いとしか形容しようがないし、当時好きだった曲は変わらずやっぱり好きだなぁと思うし(勿論歌詞も口ずさめるし)、この歳でようやく分かるようになった歌詞もあったりして、当時理解できない事だらけだったけれど、それでよかったのだと思う。『全ての言葉はさよなら』♬分かりあえやしないってことだけを 分かりあうのさ♬

2020.9.7

ふいに子どもがもうそろそろ大人の域に入ってくる予兆がする。心も体も。「9〜11歳の頃(女の子)が最後のイノセンスがある時期で(中略)性的にくっきりしていない存在」と川上未映子が書いていた。まさに今が最後のそんな時期、確かにそうなのかもしれない。その後は自身(自意識)と周囲の目や無言の圧力とでもいうのか、そういうものに振り回されるもんな〜。今思えば眩しいほどのキラキラした時間はチクチクする時間でもあった訳で、我が子がどのように過ごしていくのか気になるところ(今から!?)。

2020.9.6

宿の付近にお住まいのある知人に連絡し、一緒にお茶をすることに。山の中腹にあるロケーション最高かつ、貸し切り状態のカフェで女子会。我が子は初対面にも関わらず、弾丸トークを繰り広げ、止まらず。私も色んな話をしたかったのだが付け入る隙も無い。帰宅後聞くと「〇〇さんと初めて会った気がしなかったんだ、前から知ってた人みたいだった」んだそう。ニコニコとずっと話を聞いてくれてありがたい。帰りしな、湯葉好きの我が子の為に直売所にも連れて行ってもらい刺身湯葉、一番湯葉、油揚げなど購入しホクホクで帰路に着いた。珍しく喧嘩もせず、良き旅時間だった。