2020.7.12

何か困った事態になっても誰かしらの顔が浮かぶという心強さ。予期せぬ事が日々起こったりする(特に)昨今の世の中だけど、金銭には代えられない安心感が何よりも私にとっては重要なこと。顔の見える範囲、ひと同士のやりとりや営みがありがたい。私も他の人にとってそういう存在でありたいもの。

2020.7.11

『チョンキンマンションのボスは知っている:アングラ経済の人類学』という本をずっと読みたいと思いながら(タイトルだけでもグッとくる)まだ読めずにいるのだが、その理由は返還後すぐの香港に行ったから。このチョンキンマンション(重慶大厦)の探索をした記憶はあるのだが、一緒に行った友人にさっき確認したらどうやら我々はこの中にあるゲストハウスに泊まったらしい。もう20年も前の事なのに宿名まで覚えている友、凄すぎ。陽気なおっちゃんがやっていたゲストハウスだったこと、巨大迷路的雑居ビルのここで火事に遭ったら最後だなぁと思った事、やたらスパイスの香りのする階があった事、などなど、旅に出られない今こそ思い出す。行ける時に行っとかないとだな〜。

2020.7.10

子どもが学童で飾っていた七夕飾りを持ち帰ってきた。短冊のお願いは「お母さんの友だちがぶじでいますように」だった。長年お取引させてもらっている熊本の球磨郡(豪雨被害の大変な地区)の作家さんの安否を私が連日心配していた事を子どもながらに気にかけてくれていたらしい。自分の願いことじゃなく、人のことまで考えられるようになったなんてすごい成長だなぁ。この祈りが効いたのか、連絡が取れて本当にほっとした。

2020.7.9

子どもを迎えに行き、その足で買い物へ出掛けるも、途中から3歳児に戻ったような駄々こね、イヤイヤ。どうでもいい物(全然欲しくなさそうな物)を欲しい欲しいと言ってみたり、私の服を引っ張ってみたり、叩いてきたり。あんまりしつこいので、私もブチ切れ。帰宅後も続くので、なんだか変だなぁと思い、学校でなんかあったの?と聞くと号泣し始めた。やっぱりそうだったか〜。今日はおかしいなぁと思ったのに、何故もっと早く気づいてやれなかったのか私…。

2020.7.8

急にスイッチが入ったのか、子どもが夕ご飯まで(朝ごはんも自分でピザトースト作って食べて行くようになった)作ると言い出し、昨夜はスパゲティナポリタン。麺は私が茹でて、子どもはソース作り。まずは水中メガネを装着し、玉ねぎを刻む。自分で作ったものはそれはそれはサイコーだそうで、私はその脇で冷麺を啜る。お互いに食べたいもの作って一緒の食卓で食べるのもアリだな〜。ちなみに今晩の彼女のメニューはガパオライスだった。

2020.7.7

約半年間、工事の関係で登下校時の通学路の変更があり、交通量の多い道路を歩かなければならない子供達を心配して、町内の大人たちで見守り等をする事になった。帰宅した子どもにどんな状況だったのか聞いてみると「大統領にでもなった気分だったよ」という。?と一瞬分からなかったが、ここそこ(横断歩道の四隅以上)に保護者、見守りパトロールをしてくれる自治会のおじさま達が居たようで、あらゆる所に手を振り、頭を下げながら通行したとのこと。まるで皇族だね!しかし、地域皆で子供達を守るぞーという協力態勢が素晴らしすぎる。

2020.7.6

建築家のお連れ合いが建てたという素晴らしく居心地の良い友人宅で持ち寄りランチ会。各自作りたいものを作って持ち寄る会。私はトッポギ、じゃがいもチヂミ、あさりご飯、鶏つくね、きんぴら。自分だけでも統一感ゼロ。更に友人達のペンネのトマト煮、ピクルス、とんかつにコロッケ、ズッキーニフライ、そうめん、などなどテーブルはてんこ盛り。よく食べ、よく笑った〜!ここの御自宅同様、気持ち良い人たちと語らう時間は何にも替え難い。子供達も異常なテンションで、時折喧嘩になりつつも楽しそうで良き時間。

2020.7.5

またしても九州地方での豪雨被害。九州地方北部豪雨からちょうど丸三年だったところ、またなの?もうやめて。熊本には取引先もあり心配でならない。昨日からGoogle mapとネットニュースで何か手がかりはないものかと調べてはみるものの、地理感と距離感が掴めないこともあり、どうかとは思うが、思いきって直接メールをする。避難だけでもしていてくれたら。祈るしかない。

2020.7.4

他の誰かから掛けられる言葉は、たった一言でも相当励みになる。今朝も店のご近所さんに会った時に「娘もういくつになった?」と聞かれ、9歳で、今年10歳になりますと答えたら「頑張ってるねーほんと」とか言ってくれる。ちょっと前にも常連のお客様から掛けられたもの凄く嬉しい言葉(会話)があって、私も同様の思いを抱いていた所だったから、興奮した勢いでハガキにしたためその方へ出したという経緯もあり、なんて事のない会話でも自分をまるっと肯定されたような心地。

2020.7.1

張り切っていた毎日と、この気温差や湿度に疲れが出たのか子どもがダウン。とは言え、高熱が出る訳でもなく、ゆっくり体を休めて、いっぱい食べてよく寝るしかない。しかし、結局子どもと一緒に休んでよく寝たのは自分…。具合の悪い時でも食欲と睡眠がちゃんと摂れる我が子の身体に感謝。ひいては私の両親、ひいては先祖に感謝。