2020.9.3

川上未映子と穂村弘の“たましいのふたりごと”を車のリコール点検待ち中に読む。教訓:外出先で穂村さんの本を読んではいけない。何故ならニヤニヤが止まらないから。P.41『喧嘩』とかP.46『牛丼』とか、思い出しただけでもニヤついてしまう…。でもそれだけでなく、表現のしようが思いつかない様な事象をサラッと掬うような言葉のセンスというか、がとにかく好きだし、流石歌人だなぁ。P.86『お菓子』の中で「子供の頃に憧れた気持ちに匹敵するものはもういまは無い。どんなにゴージャスなケーキを見たり食べたりしても、当時のお菓子に感じた輝きには及ばない(中略)性的には“童貞”と言うけど子供は何百倍も純粋な童貞なんだね。【世界童貞】って言うか」これに集約。