月: 2016年11月

ガクンと気温が下がった気がする日。いつも薄着だね〜と言われる母娘。今日も薄着で来てしまった。そんな本日はギフトラッピングだらけ〜。みなさん誰かに何かを贈ろうと思った時にうちの店を思い出してくれたのね…と嬉しくて泣ける。どんな人の手に渡るのかしら。そしてたまに「これはプレゼントで頂いたんです」と言ってお客様が身につけていたりするのを見せていただける機会がある。なんて幸せ者なんだ。という訳で、ラッピングは多少緊張もしますが、ウキウキしながらやっています。

『読む力は生きる力』という本を読んでいる。”子供と本”という事について色々と腑に落ちることが書いてあった。「衣食住に加えて何が必要かというと”自尊心”である(中略)自分には生きていくだけの価値がある、と思えること」そしてこの自尊心を育ててくれるひとつが”文化”とも。文化というと堅苦しいイメージだけど「身の回りの物事を楽しみ、生活にちょっと手間をかけて彩りを添えること」だと著者は言う。「人間にささやかな自尊心を与えてくれる(文化)、その楽しみを子供に手渡していかねばならない。読書の楽しみもそのひとつ」大人の役割は大きい。

子供の6回目の誕生日。もう6年も経つんだね。早すぎてついていけてない気がする。そして今年も多くの人達に祝って貰った。ほんとにありがとうございます。こういう区切りの時に子供にはどんな風に育って欲しいかとか、どんな人になって欲しいか聞かれる機会があるけれども、「自分(子供自身)のことを好きでいて欲しい」と答えるかなぁ。自分の事が好きでないと周りの何事も好きになれないんじゃないかと思うし、優しく出来ないと思うから。

仕事から帰宅すると風邪で具合の悪い子供が布団に寝ていた。帰ってきた気配に気付いたのか、モゾモゾと動いているのが見えたので帰ったよ、と側に行って声を掛けた。すると何やら布団から出してきたのは自分で書いたらしいメモ。握りしめて寝ていた様でしわくちゃになって温まっている。「心の中で読んで」というので、黙読する。「おかあさんおかあさんちょっとたのみごとなんですけれども おばあちゃんがわこのあしをぐいとひっぱったんです ひどいでしょだからおかあさんおねがいだからおばあちゃんをおこってね」と告げ口の内容…。口で言ってもいいのに敢えてメモ、が笑える。

ウチの母親が時たま発する擬音語が面白い。発するのは一瞬だからすぐ忘れてしまうのが惜しいくらい。「むすむす食べてる」(子供がおにぎりをぱくついているのを見て)、「スコンスコン寝ていた」( 熟睡しているという表現)「チッタンチッタンしてた」(水が滴っていること)。なかなか上手く表している気もするけど独特だなぁ。まだまだ他にもあるんだけどこういう時思い浮かばない。

少し早い子供と実妹の合同誕生日会。父親の手打ち蕎麦に私の揚げた天ぷら、赤・白ワインに日本酒。空きっ腹に大食い(打ち立て蕎麦が美味しすぎて)＆飲んだものだから、ここ最近の疲れも相まって(と誰かがいてくれる安心感も)か、急に気分が悪くなって起き上がれず。遠くでバースデーソング、キャーキャー言いながらロウソクを吹き消している子供の声。メインイベントに出席できず、だったが大喜びの様子が伝わってきて良かった。

かなり久しぶりに来店して下さったカップルがお父さんとお母さんになっていた。妊娠期間も全然会っていなかったから、全く変わらない二人の間に可愛い可愛い男の子がニコニコして立っているのが不思議な感じ。でも、その子のことは随分前から知っているような、初めて会う気がしないような、なんだか奇妙な感覚だった。やっぱりそれが血とか遺伝とかそういうものの成せる技なのかしら。

１日の中でいい気分とあまり面白くない気分とある。振り幅の大小は人それぞれだと思うけれど一貫して同じ気分な訳ではない思うし、そんなのが当たり前だと思う。私は幸せなことに、それがお客様からの言葉で一気に盛り返すことが沢山ある、というか毎日ようにある。ホントにありがたいことだなぁ。更に子供に会えれば(朝晩)解消も同然。この存在の大きさときたら。

今日は健康診断。知ってる顔何人かに会って恥ずかしいのと、心強いのと。からの大人の学校。そして一旦店へ行き、用事を済ませ早めに保育園へお迎えに行く。ちょうどこれから夕方のお外遊びだったようで我が子はじめ、みんな準備中。何が何でも外遊びしてから！という強い要望により、せっかくなので私も遊んでいくことにした。広い園庭、たくさんの木々と、木でできた遊具やトンネル、タイヤの山、落ち葉の中でひたすら遊ぶ。鬼ごっこ（ルールはめちゃくちゃ）、だるまさんがころんだ、エンドレス。たくさんの子供がいて、それぞれに個性的で本当に可愛いな~。いつもこんな風にして遊んでいるんだね！そりゃ楽しいに決まってるよね。あの洋服の汚れも致し方ないよね！